9月・10月は、「受験生」であるコウの特別支援高校の教育相談の日々です。
10月中旬に、予定4校中4番目の高校の教育相談に行きます。
仕事の休みを確保するのも大変です。
中学1年生からあちこちの高校を見学に行ったので、
今になってどこがどこなのかわからなくなって
結局「場所」以外、あまりこれはという特徴がつかみきれません。
学校ってなぜかへんぴな場所に建ちますよね。
体力的に弱い体質の子がいるであろう特別支援学校にもかかわらず、
ほとんどの高校は、公共交通の乗り継ぎがとても不便です。
しかしどこに通おうとも、どうせ3年間だけなので(笑)どこでもいいんじゃない?という心境です。
3年間がどんなにあっという間か、トシとった母は、若いお母さんよりも、感覚的によくわかっています。
(ジャネーの法則:「時間の経過の早さ」は「年齢に比例して加速する」)
10月はじめにD高校の教育相談に行きました。
中学の担任の先生と保護者が同室で並んで面談、
コウは別室で1人で面談しました。
保護者の面談では、事前に私が記載した調書が中学校から高校に渡っていて、
その内容も前提にしたうえで質問を受けました。
「いつどんなことから発達障害だとわかったか、診断の経緯」
「小学校時代、特別支援学級に転級した経緯」
「療育手帳取得の時期」
「本人の『こだわり』の有無」「聴覚過敏の程度」
「中学校で成長した面」「親から見る息子の長所」
「公共交通に1人で乗れるか」「休暇の過ごし方」
「高校に期待すること」「将来の展望」などを訊かれました。
さらに、シングルマザーなので「父親の介入の有無および程度」も訊かれました。
担任の先生は「クラス内におけるコウの様子」について
「自分から積極的に友達に関わろうとはしないが、イヤがることもない」
「クラス内でペアやグループを考える際に、誰とでも組ませられる子」
「『キライなもの』がない子で、初めての体験も避けようとする様子はない」
と語ってくれました。
面談は1時間ほどで終了、中学の担任の先生だけ残り、コウと私は帰りました。
翌日の中学校の連絡帳に、担任の先生から、D高校の教育相談でのことを
「コウくんは高校の先生の質問に対して『はい』『いいえ』でしか返答がなくて、何度も聞き直したそうです。
入試の面接に向けて臨機応変に返答ができるように準備していきたいと思います」
と書かれていました。
さもありなん。
家でも常々「うん」「いや(違う)」「わかんない」くらいしか言いません。
これからのトレーニングの効果はあるのか?
コミュニケーション能力重視の高校は、やっぱり難しいかなぁと思ったのでした。