小学校時代

特別支援学級へ転級の話がいよいよ佳境に(コウ小3普通学級時代の連絡帳その21)

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小学3年生の後期になり、学校側から特別支援学級への転級を勧める話が具体的になってきた頃の連絡帳です。

母より
10月5日
10月6日個人懇談会、よろしくお願いします。
10月7日午前授業ですね。通級指導教室は「児童会館送迎で」と子育てサポートのミカミさんに伝えます。

→今週は個人懇談で午前授業が増えていますね。
算数の少人数学習で「コウくん、がんばっているよ!」とサポーターの先生が教えてくれました。頼もしいですね☆

母より
10月7日
昨日は個人懇談会、長時間割いていただき、ありがとうございました。
「学校の工事後の新しいトイレを見て来る」というコウとの約束を忘れてしまいました(^^;)
少人数制のクラスの方がコウに合っていると私も納得している(していた)のですが…
「普通学級で行ってみよう」と助言をくれる人物(関係機関)が、教育相談所の他に、
児童発達外来の医師もいることを思い出しました。

いずれも直接現場を見ていず集団での様子は知らない人達ではありますが。

息子も進歩していないわけではないと思いますが、
やはり劇的な成長・変化があるようでもなく…

本人にプレッシャーを与えないように気をつけつつ、
ゆっくりペースを受け入れながらも、
「何かスイッチが入って、いきなり3年生なりになる日が突然きたりするとか?」と片隅に思ってもいるのかもしれません。

「親の気持ち」は、大変厄介なものです。

来週あたり、教育相談に電話し、
経過の報告をします。

→先日はこちらこそありがとうございました。
いろいろな選択を考え迷われるお気持ち、よくわかります。
もしも支援学級への進級をお考えの場合ですが、
いろいろな相談、手続き等を考えると11月中には一度学校と話をする機会を設ける必要があるかなと思っております。
教頭、教育コーディネーターの先生はじめ、そうしたご相談に対応する経験豊かな先生がおりますので、ぜひ一度近いうちに、
昨年もご相談したとは思いますが、まずは今の思いを相談してみることをお勧めいたします。
よろしくお願いいたします。

母より
10月9日
ありがとうございます。
0点の答案は、相当なインパクトがありますし(苦笑)、
参観日の様子も、ついていけていないのは誰の目にも明らかですので、
教育相談にはその旨を報告して転級の手続きを進めたいと思います。
昨年度のお話では、教育委員会に行くなど転校と同様の手続きがあるようです。
ひまわり学級に転級して、通級指導教室の通級がなくなったら、
ひなじゅくの回数を増やして(送迎がミカミさん頼みなので)
コウにわかる方法で学ばせてやるのが、この子の力を伸ばすことだと思い至っています。

昨年度、教育相談の先生と話して一番気がかりだったのは、
特別支援学級に行くと普通学級に戻るのは難しく、
中学も特別支援学級となり、「内申点」がないため、普通高校に行けない、
かといって療育手帳がないと養護学校の高校にも入れない、ということでした。
これに関しては、いずれ近々、療育手帳を取得する方向で考えます。

人と争わず人を疑うことを知らない子なので、
自立を促しつつ、福祉に見守られながら暮らしていくのが安心、という心境です。
2年生でひまわり学級の通級体験もありますし、
特別支援教育の評価の高い小学校に入学できていたのは、幸運だったと思います。

本人は、聞けばきっと「3年2組(4年2組)がいい」と言うと思いますが、
2年生のひまわり学級体験の時も「楽しかった」と言っていました。
基本的に「されるがまま」で、デイサービスも児童会館も「楽しい」と言い、
「行きたくない」など言ったことがありません。
本人には4年生に近くなったら、「勉強が難しくなってきたね。ひまわり学級でしっかり教えてくれるって。よかったね!4年2組にもたまにおいでって。」と説明しようと思います。

昨年度、教頭先生、教育コーディネーターの先生とも面談して、
学校全体でコウをよく見て考えてくださっていること、心から信頼しております。
改めてお時間を作ってもらうまでもなく、手続きに入りたいと思いますが、それは抜きにはできないものなのでしょうか?

→連絡帳をお返しするのが遅くなってしまいました。申し訳ございません。お母さんのお気持ち、私なりに繰り返し読ませていただき、反芻しておりました。
手続きに関しましては、教頭先生、教育コーディネーターの先生に、この連絡帳の旨を伝えますので、
また後日ご相談の連絡をさせていただきたく思います。
よろしくお願いいたします。

小学3年生の秋の個人懇談会で、担任の先生から「クラスには、コウくんより学力が低い子もいると思いますが、コウくんは相対的に見て、普通学級で学習していける子ではないと思います」と言われました。
この時の担任の先生は、コウの保護者である私にこのことをはっきり伝えようと、とても重大な決心をして、その場に臨んでいることがわかりました。
もちろん、クラス担任だけではなく、学年や学校全体で何度も相談し合い、出した結論だったと思います。

保護者としては、急に突き付けられた問題ではなく、少しずつ少しずつわかっていたものの、
息子の人生を決めなければならない責任に押しつぶされる思いでした。
いよいよ選択のタイムリミットを迎え、迷いに迷って、
コウにとって、普通学級と特別支援学級では、
何がメリットで何がデメリットか、紙に書き出して、整理して考え、悩みました。

これは、どちらがいいか小学生の本人に決めさせる問題ではありません。
親が考えて決めて、決めた以降は、環境を整えることに徹するだけです。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。