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コウは小学校1年~3年生は普通学級に在籍していました。
コウの世話を焼いてくれる隣の席の女の子や、面倒見がよくてかまってくれる男の子もいて、本当に感謝していました。
でも参観日に行っても、私は内心は迷いながらも、熟考した末に、
その子たちに「いつもありがとう」と言わないことを選びました。
おそらくその子たちは、先生に頼まれてそうしていたわけではなく、
子ども同士の世界で自然な気持ちでやってくれていたと思います。
コウの親から「ありがとう」と言われることで、
たちまちその行いは「ボランティア」に変わるのではないかと思いました。
これには賛否両論あると思います。
私は、他の子の親たちと同様に遠くから子どもたちを眺め、
「子どもたちにお礼を言わないこと」にしたのでした。
いつかあの子たちが大きくなって、地元でもし会うことがあったら、
「小学校低学年の時、コウに温かく接してくれておばさん嬉しかったよ。ありがとう」と言おうかな、と思っています。