小学校時代

発達障害児のスケート経験

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自宅から車で20分くらいの場所に市営の屋内スケートリンクがあります。
年に1~2回、家族で楽しんでいます。
小学校で、レンタルスケート靴の割引券が配布されたりします。

コウのバランス感覚がはなはだアヤシイので、
何とか楽しみながらバランス感覚を鍛えたいと思い、
小学校2年生から、スケートを経験させることにしました。

私のスケートの腕前は、小学校低学年時代に年に1~2回の経験で、
以降は10年に1回程度です。
フィギュアスケート靴を履いて、氷上では、転びはしないもののただ前に進むだけしかできません。

2人の子どもの体重を預けられては、自分が転倒してしまうので、
最初は1人ずつ連れて行きました。

最初からあまり痛い思いをさせると、スケートがキライになるだろうと思い、
とにかく最初は氷上を手をつないで歩かせました。
コウの左手は私とつなぎ、右手はリンク外周のフェンスにつかまった状態です。
歩くか、もしくはコウは足を動かさずに、手をつないだ私が氷を蹴って滑り、2人で前に進む…
ということを、1時間黙々と続けました。

知らないオジサンが見かねて、
「お母さんとボク、ずっと下ばかり見ていたらダメ!前を見て滑ってごらん」と声をかけてくれました。
本当にそうだ!と思い、あんなふうに教えてくれるオジサン、またいないかなぁと毎回思ってしまいます。

「氷を蹴って、片足で滑る」のいうのは、小学校6年生くらいにできるようになりました。
それで、私が手をつながなくても大丈夫になりました。
「石の上にも3年」ならず「氷の上にも5年」です。
コウはいつも「転ばなかった」ことが嬉しいようでした。

スケート靴を履くのは、これはなかなか自分ではできるようになりません。
ヒモをフックにひっかけながら結い上げて履くのが、難しいようです。
デイサービスの活動でスケートの時は積極的に参加させますが、
「スケート靴は自分では履けません」と連絡帳に書いています。

一方アサキは、4歳で初めてスケート場に連れて行ったその日に、
リンクに降り立つやいなや当時大人気の浅田真央ちゃんのように片足を後ろに高くあげて「スパイラル」の姿勢になり、派手に転倒しました。
この「万能感」はいったい…
あくまで慎重な、長男タイプのコウとは対照的でした。

アサキは最初の2回ほどで、おおむね1人で滑れるようになったので、
コウ小学校4年生、アサキ小学校1年生からは、晴れて兄妹一緒に連れて行くことができるようになりました。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。