中学校時代

外斜視~ビジョントレーニング

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コウは幼児期から、外斜視がありました。
朝の起きがけに、左目だけ、外側を向いていることがありました。

眼科に連れて行きましたが「視力は悪くないし、
外斜視があったとしても『手術』の適応ではない、
『経過観察』でいいでしょう」という診断でした。

以降、中学生までに合計4か所の眼科を受診しました。
最後は紹介で大学病院の眼科にも行きましたが、
眼科医の言うことは判で押したように同じでした。
「手術か」「手術でないか」が判断されるだけでした。

小学6年生の時、小児発達リハビリの主治医との出会いで、
コウに関して新事実が発覚しました。

・「目の見え方・目の使い方」が未熟なのではないか
・「原始反射」が残っているために体の使い方が下手なのではないか
ということです。

私は若い時に助産師をしていましたが、
新生児の原始反射が消失していく目安の月齢・年齢を知っているのみで、
脳性麻痺等でない子に、原始反射が残存するという概念も、
残存した場合の影響についても、全く知りませんでした。
11歳のコウに原始反射???
と、目が点になってしまいました。

紹介されて「目の学校」で診てもらいました。
コウにビジョンチェックを受けさせると、

・両目で見た時に、左目が使えていない可能性がある
・立体視(遠近感)の見え方が弱い=キャッチボールが下手
・原始反射が強く残っている=体の使い方が未熟
・平衡感覚・空間認識が弱い

と言われました。

字や絵が下手なのも、運動下手も、目のせいもあったのかもしれません。
本人は生まれた時から、その見え方が普通だと思っているのですから、
「うまく見えないんだ」と訴えることもありません。
気がつかなくて、かわいそうなことをしたと思いました。

日本ではあまり知られていないとのことですが、
適切なトレーニングがあると、
目の見え方や目の使い方はずいぶん改善し向上するそうなのです。
また、粗大運動を通して「原始反射」を統合していくことが望ましいとのことでした。

ビジョントレーニングをしている放課後等デイサービスが、たまたま同じ町にあって、
コウを行かせることにしました。
この時すでに小学6年生の秋でした。
ビジョントレーニングは、幼児期から始めるのが望ましく、
1桁の年齢(~9歳)のうちだと効果的、と言われています。
コウは遅すぎる開始でしたが、
やらないよりはやる方がいいだろうと思い、入れてもらいました。

週2回、目のストレッチや、ピント合わせ、四つん這い運動など、トレーニングしてもらっています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。