中学校時代

発達障害児の親~将来、自分が安心して死ねるために~

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コウが発達障害児だとわかってから、
「将来、自分が安心して死ねる」という大きな目標を持っています。

もっとも、これは、何も我が子が発達障害児であるからというわけではなく、
子どもを産んだら、誰でもそうだろうとは思います。

37歳と40歳で産んだ高年出産なので、
子どもが割と若いうちに、私は死んでしまうことになります。

年を取って、死ぬ瞬間に、必ずしも親族がそばにいて
手を握ってもらって看取られるということまでは望んでいなくて、
眠っている間に、気づいたら死んでたーでもいいのです。
「あら?私、もうこの世にいないのね。でも、みんな大丈夫だね。行くね~」
と思い残すことなくあっさり去りたいものです。
私の年金などアテにされていないのは、絶対条件です。

「私がいなかったらどうなるの?心配で心配で心残りが大アリ。死ぬに死ねない!」
などと、まだまだ現役&役割満載ではないことが理想です。

実は私は一人暮らしというものをしたことがありません。
32歳で結婚するまで、実家暮らしでした。
自分の子どもには若いうちから一人暮らしの経験をさせて、自立してほしいと思い、
「20歳か、22歳か、25歳で家を出てね」と言ったら、
コウもアサキも「じゃ、25歳で」と答えました。笑。

コウの将来はヘルパーさんのサポートで、一人暮らしをしてほしいと思っていました。
福祉の施設は、虐待や搾取の悪しきイメージがあって、
それは避けたい、と思っていました。

でも本人は料理に全然センスもなく関心もないようだし、
コンビニのお惣菜は今どき素晴らしいですが、
カラの容器であふれかえる「汚部屋」になることは容易に想像できます。

そんな中、最近、私の母が高齢者マンションに入居しました。
「食事を用意してくれる入居先って、いいな!」と思いました。
居室はワンルーム個室。トイレと洗面所付きです。
厨房で手作りで三食作ってくれて、食堂で食べるのです。
浴室は共同で、自分でお風呂を洗う必要もありません。

最近は障害者のためのグループホームがたくさん建っていて、
内容も質の良い所があるのだとわかってきました。

もしコウが美味しい食事を食べられる環境にいて、
室温も快適で、虐待も搾取もされず温かい人たちとともにいるのだったら、
私は安心して死ぬことができるだろうと思います。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。