中学校時代

作業服姿の中学生

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コウの中学校選びは、私が一人で悪戦苦闘していました。
特別支援学級のある市立中学校は、自力で通える距離内では3校でした。
3校とも見学に行きました。

どこの学校も、時間割は「総合」や「作業」の時間が多くて、
国語や数学、英語、理科、社会の学習は、合計すると週に8時間程度でした。
自立のための生活体験を中心に取り組んでくれていて、
ありがたいことなのだとわかってはいましたが、
学業からはどんどん離れて行って、普通児との差が開くのだという現実と向き合いました。

私が、中学校の特別支援学級の見学の中で、最も違和感を覚えたのは、「つなぎの作業服」でした。
普通の中学校の中に、特別支援学級があって、
同じ校内で、特別支援学級の子だけ、働く大人のような「つなぎの作業服」。
作業服で、木工の授業の作業をするのです。
私は、コウにそれを着せることを想像すると、とても抵抗がありました。

普通学級の生徒の服装は、制服か学校指定ジャージ、部活ユニフォームです。
中学時代といえば、青春の入り口です。
つなぎの作業服姿は、「青春」のイメージからはあまりにかけ離れていると感じたのです。
もしかしたら、着ている本人たちは、誇らしく感じているのかもしれなかったのですが、
普通の中学校の中で、わずか12歳~15歳の子どもたちに、
なぜわざわざそんな服装をさせるのか、ちょっと理解できませんでした。

ところが、なんと、入学してみたら「作業服は、購入してもいいが、私服のジャージ上下でもよい」に変更になっていました!
運が良かったです。もちろん迷わず私服ジャージ上下を持たせました。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。