中学校時代

特別支援高校受検の当日

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コウの特別支援高校の受検は、1月末でした。

前日に、中学校の先生や後輩から、壮行のメッセージカードや、ゲン担ぎのお菓子をもらって来ました。
キットカット「きっと勝つ」
コアラのマーチ「木から落ちない」
あんパイ「安全牌」
十勝のヨーグルトドリンク「勝つ」
…という意味だと、コウが教えてくれました。

入試1日目は「面接試験」「学習状況検査」で計2時間30分程度、
入試2日目は「集団活動を伴う検査」で1時間程度。

高校内に保護者の待機場所の設定はないとのことでした。
地下鉄で1人で行けるかとは思ったのですが、
途中で何かあったら対応に困るだろうと思い、仕事の休みを取って、送迎しました。

コウのスマホは自宅に置いて行きました。
「地下鉄のどこで高校関係者が見ているかわからないよ。入試会場までスマホを見ているなんて不真面目な受検生だと思われるんだよ」
と説明すると、納得していました。

地下鉄内の私語は控える世の中であるし、本人は中学校からあらゆる示唆をもらっているに違いないので、
私から送迎の片道1時間にコウに入試に関してあれこれ言うのはやめておきました。

地下鉄駅でトイレを済ませました。
高校は駅から徒歩6~7分の距離です。
試験の終了時間がはっきり決まっていないので、終わったら地下鉄駅で待ち合わせることにしました。

校門でコウを見送りました。
他の受検生の姿はなく、コロナ禍に、時間差があるように配慮されている様子でした。
玄関で迎えてくれた先生に「おはようございます」と挨拶しているコウの声が聞こえました。
今こそ、中学校での指導を発揮する時なのだと、コウもわかっているのだな、と感心しました。

試験会場に着いた時と終わった時に、中学校に電話することになっていて、
それが一番、忘れないように気を使い緊張したことでした。
(↑こんな任務があるなら、受検会場まで保護者同伴が前提ですよね)

私は近隣で銀行めぐりなどの雑用や、読書をしながら待っていました。

試験が終わって、予定通りに無事にコウが地下鉄駅に戻って来て、トイレに行きました。
入試会場でも、空き時間のたびにトイレに行ったのだろうなーと思います。

私「先生、優しかった?」
コウ「優しかった」
私「学力試験は、コレわからないなーと思った問題はあった?」
コウ「なかった」
私「面接で、この質問は、練習していなかったーということ、聞かれた?」
コウ「聞かれなかった」
小出しに聞き出した、入試の概要・手ごたえは、このくらいの情報です。
中学校で「後輩のために思い出して!」と、いろいろ聞かれることでしょうから、
それにお任せすることにしました。

特別支援高校の受検だから、苦労なくパスできるものと想像していたのに、
コウには難関の高校受検となりました。
ボーダーラインだった時、コウの中学校の欠席がないことを重視してくれることを祈るくらいしか、親にできることはありません。

コロナ禍の入試で、小中学校の学級閉鎖も相次ぐ中、
体調良好でこの日を迎えられただけで、
十分に運のある子だと思っています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。