保育園時代

コウの診断名

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コウが初めて発達障害に関して「医療」を受診したのは、間もなく小学校入学という、年長の終わりの3月でした。
その前から教育相談や児童デイサービスには行っていたのですが、
病院に行ったのはこの時が初めてでした。

そこで付いた診断名は「広汎性発達障害」と「発達性協調運動障害」でした。
私は、何ともつかみどころのない、この「広汎性」という言葉が、意外にも気に入りました。

ところが2013年に診断基準や診断名が変更になり、「自閉症スペクトラム障害」になってしまいました。
でもしばらくは私は関係機関への提出書類に「広汎性発達障害」と書き続けていました。

この「自閉」って言葉は、自分の殻に閉じこもるという意味ですよね。
それに「症」とつけるなんて、センスない命名だと思います。
昔は、母親の関わりが良くないから自閉症になったのよ、なんて母親原因説があったのです。
大事に愛情いっぱいに育てても、母親のせいで自閉症に「なった」なんて言われて、どんなに追い詰められたことでしょう。
もちろんこれは誤解であったと判明したのですが、その悪しきイメージを払拭するためにも、全く関係のない診断名がよかったなぁと思い続けています。
いっそのこと、外国人のカタカナの名前とか。その言葉に意味が込められていない方が受け入れやすかったかもしれません。

コウの主治医は「自閉スペクトラム症」と名づけてくれました。
あえて「障害」とつけないところが、この医師の主張なんだろうなぁと、好感を持っています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。