コウは不器用なのに、
例えばフックから帽子を取るにも、片手でやろうとします。
なかなか帽子がフックから離れずに、倍の時間がかかっているように見えます。
片手でやることで省エネルギーにしているつもりかもしれないですが、
両手でやるよりかえって時間がかかって省エネになっていません。
なんで片手でやるんだろう…横着に見えるのに…と気にはなりますが、うるさく言うのもなーと思って、
見ないことにしています。
失敗したら自分で学ぶかな?と思うけれど
「急いでいる時」がないから、適切に「失敗」もしない、学びもしないのでしょう。
ところで、この「なんで~するの」「なんで~しないの」という言い方は、
特に母親が多動っぽい男児についつい言ってしまう代表的なワードです。
しかしまるで効果がない無意味な注意の仕方なのだそうです。
なんで外で地面に寝転ぶの!
なんで手を洗わないの!
母親の脳には、なぜ男児がそんなことをするのか(またはしないのか)理解ができないので「なんで」となるのですが、
何故と言われても、きっと「男児の脳の指令」なのでしょう。
「なんで『なぜ』と訊くの?」てなものです。
「地面に寝転ぶのは今はやめようね」「5分後の10時17分でやめようね」
「今、手を洗おうね」「玄関を入り靴を脱いだ後は洗面所に行って手を洗おうね」
と、行動を明確に具体的に、できるだけ短く…
「『なんで』禁」の修行です。
でも、息子相手でなくても、職場でも他者に「なんで」「なんで」言っていたら、カンジ悪いです。
「なんで」を言わずに他の言い方を探す習慣は、自分のためでもあります。