中学校時代

魔の「家でもできますよ」

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コウは月23回の放課後等デイサービスの他に、小児発達外来の作業療法や理学療法のリハビリにも月2回行っています。

それぞれたまに保護者への説明があるのですが、簡単なトレーニング方法を「お家でも、できますよー」「1日10分やると、ずいぶん上達しますよ」と教えてくれるのです。

親としては、コウにもっとできることを増やしてやりたい願いはあります。

しかし実際問題、仕事して帰宅して、食事の支度して、食べて後片付けして、洗濯しながら入浴して、歯磨きして、明日の準備して…                      
寝るまで、超フル稼働なのに、いったいどこにその「10分」が…?

親というものは真面目なので、子どものためを思ってこれをさせようと思ったら、「やりなさい!」となります。

しかし子どもはノって来ません。

「やりなさいったら、やりなさい!!!!!」と怒り声になることは、必然です。

家庭生活の日常に、この手の「お家でもできますよー」を導入しようとして、紙に書いて壁に貼ってみたり、工夫しても、
結局子どものやる気のなさに根負けするか、親の方が三日坊主ということもあり、成功したものは一つもありませんでした。

コウだって、朝8時前に出発して登校、学校の後にデイサービスに行って、
ようやく18時頃に帰宅して、
それからまださらに「やらなきゃならない事」があったら、休む暇がない。
さらには「怒られる」のでは、心の休まる暇がありません。
家では、だらーんと好きなことをする時間が必要です。

家で怒るネタは極力「ない」方がいいに決まっています。               
「やらなきゃならない事」は、できるだけシンプルに。最小限でいい。
そこで、親切な「家でもできますよー」は、
ありがたくお聞きすることにして、心に残しておかないことにしています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。