母より
7月9日
「コウは毎日ついてない。」と言うようになりました。
「どうして?」と聞くと「大好きな社会が、今日はやりませんとなった」というエピソードしか出てこないのですが、
なぜか「毎日」ついてない、という表現です。
7月8日「ショウキくんとイッサくんが、コウはウンチでトイレに行きたかったのに『ウソだ』と言って行かせてくれなかった。
イッサくんは春休み、児童会館で一緒に遊んでくれたのに。
ショウキくんは学校のたんけんでタンポポ公園に行った時、コウがロープに登れなかったら手伝ってくれたのに」と、珍しく長い言葉で言っていました。
掃除の時トイレにいなくなるので2人とも気にしてくれているのではないかという気もしますが…
「学校たんけんたい」というプリント2枚を白紙のまま毎日持ち帰るので
「これは何を書くの?」と聞くのですが
「えーとえーとわからない…」の繰り返しです。
→たんけんたいのプリントは、学校保管のむらさき色のファイルに綴じることになっています。
学校ではさんでおきますね。
通級指導教室の連絡ノートの記載をお願いします。
先生より
7月9日
トイレの件、ご心配をかけてしまい申し訳ありません。
子どもたちに生活の指導をする中で「中学年として、時間や約束を守る」という事が毎日何らかの形で出てきます。
そうしたことから子どもたちがコウくんにも「約束や時間を守るんだよ」と今まで以上に声かけをして「みんなでがんばることは大切」「でも、一人一人得意も苦手もあるし、そこをわかり合えるのがすてきな仲間」というメッセージを伝えています。
今回のことでは「がんばり」の面の意識が強くなってしまったとすれば、やはり「わかり合い、支え合い」の面をもっともっと子どもたちに伝えていかないと…と思います。
ショウキくんもイッサくんも、いつもコウくんが困らないように、気にかけてくれています。
お母さんのお察しの通りと思いますが、「出し引き」のさじ加減は難しいところもあるのだと思います。
「ついてない」中身には、社会がつぶれてしまったこともあるでしょうし、
コウくんが困らないように手や口を貸したい周りの子に、あれこれ言われるのではなく、自分でやりたいコウくんという意識のズレが出ているのかなとも感じます。
3年生の時期は社会性などの面がどの子も大きく成長・変化する時期ですので、今後とも、いろいろな教育相談、学校のコーディネーター等と相談をして、
よりよい方向を探っていきたいと思っております。
よろしくお願い致します。
母より
7月10日
通級指導教室のノートの記載、ありがとうございました。
学校の連絡帳はなんと4冊目となりました。
きめ細かい連絡、そしてご指導、ありがとうございます。
「イッサくんとショウキくんに、先生が言ってくれて、2人ともわかってくれた。よかった」と言っていました。
→コウくんがそう感じてくれてよかった!
足手まといで暴言まで言うコウなのに、困らないように助けてくれようとする仲間たちに恵まれて、本当にありがたいです。
→そんなこと全然ないですよ。どの子にも得意なことや苦手なことがあって、おたがいに補い合って、生活しています。
私のできること、していることは、本当に微々たるものですが、
子どもたちの関わり合いから学ばせてもらうことがとっても多いなぁと感じる日々です。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。
「お友達がトイレに行かせてくれなかった」という件では、先生がわざわざ電話をくれました。
大人たちは内心では、コウがいじめのターゲットにされないか、慎重に警戒していたのは言うまでもありません。
普通学級時代の小学3年生で同じクラスだったイッサくんは、何かとコウを気にかけてくれて、
休日に校区内の道を歩いていて偶然すれ違った時などには「あっ!コウだ!」と声をかけてくれました。
担任の先生も「イッサくんは我が子のようにコウの頬を両手で挟んだりして」親しく関わろうとしてくれている、と言っていました。
親が心配するには及ばない出来事で、先生の適切な介入で、コウも安心できたようです。