中学校時代

発達障害児を高校生にするまでの手間

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特別支援を要する子どもを高校生にするには、実際なかなか手間がかかるなぁと実感します。

中学3年生のコウの進学の準備として、
学校見学、オープンスクール、保護者説明会。これはコロナ禍で中止になったものもありますが。
中学校の懇談会は2か月に1回ペース。
そして秋に、保護者と本人と中学の担任の先生の三者で高校に行く「教育相談」(コウの場合は4校)。
今年度だけで何回の仕事の休みを取る必要があったでしょうか。
さらに、来年1月末の入学試験日は、保護者の面接もあり、親子同伴です。
普通児なら、入試当日の朝、お弁当を持たせて送り出すだけだと思います。

私はアラフィフだというのに実は職を転々として、お恥ずかしい限りの落ち着かない3~4年を過ごしています。
いつ休みが取りやすいか、入職してからでないとはっきりわからないのに、
見切り発車でこれらの予定を入れている状態でした。

障害児を育てていることを、隠すつもりが全然ない私は、
転職活動の時も、話の流れで面接官に話していて、いくつか不合格でした。
その時は、求める人材が自分ではなかったのだ、
年齢もアラフィフなので仕方ないとしか思わなかったのですが、
内定していたのに内定を取り消された所からは、取り消す理由に
「発達障害児を抱えて、休みをたくさん取る必要が生じると懸念する」とはっきり書かれた文書を受け取りました。

コウは体は健康で欠席なく自分の足で登校していて、放課後デイサービスの力も借りて、
フルタイムで働いてきて、それほど親の手をかけている感じがしないのになーとは思いましたが、
世間が障害児の親に対してそういうイメージなのだなぁとも思いました。

しかし、中学3年生の今は、確かに、仕事を休んで付き合わなければならない時間と手間が、普通児よりずいぶん多いような気がしています。
特別な支援を受けるからには、保護者の意向を伝えることが必要なのでしょう。

普通児のお母さんたちも「ウチの子は受験生だというのに勉強しない」とため息をついて、
心中穏やかではなく、どうしたら我が子を勉強に向かわせることができるのか苦慮していることと思います。
3年後には、ウチもアサキに悩まされる日が待っています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。