就労移行支援通所時代

ワンタッチのネクタイ

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不器用なコウは、高等支援学校の3年間、制服のネクタイを結べるようにはなれませんでした。
中学校の制服のネクタイは、作り付けになっていて、上側の金具フックをYシャツの襟に引っ掛けるタイプでした。

制服のネクタイコウの中学時代の制服は、ネクタイでしたが、結びを作ってあってフックをYシャツの襟にパッチンと挟む「ワンタッチネクタイ」でした。 こ...

中学校でも、放課後等デイサービスでも、ネクタイの練習はしてくれていました。
「結べるようになりました!」と連絡帳に書いてありましたが、
どこの時点までか一緒に、ヒントを与えながら、完成させていたのでしょうか。
制服のネクタイを棒の状態でコウに渡しても、全く結べませんでした。

それで、洗濯でほどいてしまうたびに、私が結び、
「ネクタイの形だけ作り、幅が狭い側の『小剣』を緩めて、頭を通して着脱」の方法で3年間、過ごしました。
学校の着替え時に「ほどけてしまった」などのトラブルもなかったようです。

コウは将来、スーツを着る仕事に就くことはおそらくないでしょう。
ネクタイが必要なのは、冠婚葬祭、成人式、ひょっとしてリクルート活動の際にあるかないかくらいだと思います。
ネクタイ結びは、できるようにならなくても、問題ないと思います。

冠婚葬祭の「葬」は、いつ訪れるかわからないので
「黒のワンタッチのネクタイ」をネットで購入しました。
これから必要になるたびに、場に合った色柄の「ワンタッチネクタイ」を買えばいいと思っています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。