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平成生まれの子どもたちのイメージって、
少子化で、モノにあふれた環境で甘やかされているとか、
「褒めて育てよう」という教育方針のもと、打たれ弱いとか、
親が高学歴で権利を主張する世代だから、子どもまで権利意識が強いなどと言われているように思いますが、
私は「本当に、昭和の方が、そんなに良かった?」と思っています。
私は昭和時代に義務教育を受けた世代ですが、
もしコウが昭和時代に生まれていたら、確実に「排除され、いじめられていた」と思います。
コウは、奇跡的に、誰からもいじめられることなく育ちました。
反応も遅いし、運動下手だし、不器用だし、声も小さいのに。
平成生まれの子たちは、人の「多様性」を認める土壌があるのではないかな、と思います。
それは、きっと、親がそういう感覚を持っているから。
いじめは、親発信だと言われています。
例えば、普通学級にコウがいて、どの子かの親が自分の子どもに
「コウがいるせいで、授業が遅れたり、迷惑をかけられることはないの?」と言ったとしたら、
その子は「コウがいるせいで、授業が遅れたり、迷惑をかけられている事柄」を探すことでしょう。
そういうことが、起こらなかったこと、本当に奇跡です。
守られて守られて、コウが育ったこと。
守ってくれたのは、取り巻く人だけではなくて、
さらにそれを取り巻く人々を含めてのおかげだったんだと、いつも思っています。