中学校時代

特別支援高校の合格発表

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コウは、第一志望のA特別支援高校に合格しました。
受検から発表まで、長い長い17日間でした。
56人定員のところ71人出願、1.26倍って…!
特別支援校にあるまじき倍率。

新設校で校舎も素晴らしく、地下鉄駅から徒歩圏内であるだけでも、人気になると思います。
中学校の普通学級在籍の子も受けに来てしまう学校だということでした。
(もちろん、普通学級で発達障害的な要素が強くて、普通高校よりはなじめるのでは…と思って来る、という感じです)

家で、口数少なく、ろくに返事もしない息子。
私が試験官なら、わざわざ選ばないな…なんて思うわけです。
71人中56人に選ばれるより、15人に入ってしまう可能性の方が高いんじゃないかと。

本当に、ひやひやでした。
二次募集になるであろう定員割れの学校は、B高とD高でした。
どちらも良い学校だから、もしA高がダメでも落ち込むことなかれ。だったんですが、
「選んでもらえなかった」という事実に向き合わせるのは、我が子にはかわいそうな気がしてならないのが、親心です。
本人の気持ちが一番の問題ですよね。

平日の10時にホームページで発表で、
前の晩にコウはお腹を壊していたようで、整腸剤を内服しました。
受検の日よりも、合格発表の方が緊張感あったようです。

本人は、自分の番号があるのを中学校で先生と一緒にパソコンで見たそうです。
事前に先生が確認してからだったに違いないです。
私は、自宅のパソコンで一人、コウの受検番号を見つけて、号泣しました。
そしてコウからかかってくる予定の電話を待ちました。
合格なら本人から、ダメだったら先生からかかってくることになっていました。

「…合格したよ。………(長い沈黙)……応援してくれてありがとう」
先生から促されて言っている、という感じの電話の会話でした。
すぐに先生に電話を代わって「よく頑張りました。他の先生も涙を浮かべています」と。
特別支援学級の複数の先生方でどれだけ熱心に指導してくれたかが、伝わりました。

中学校の先生方の喜びようは、大変なものでした。
転勤して今はいない先生にまで、知らせてくれました。

私は親族と、お世話になっている4つのデイサービスに報告のメールや電話をしました。
保育園と小学校時代の先生方にも、報告しようと思っています。

周囲の支援のおかげで、コウは希望の進路に一歩踏み出しました。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。