保育園時代

この子は本当に男の子なのか LGBTについて考える

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私は姉妹のきょうだいで育ったので、
小さな男の子が家にいるという状況を想像できなくて、
もし子どもができたら女の子がいいなぁと昔から望んでいました。

コウが生まれた時、私も高年出産ならジジババもひ孫の誕生でもおかしくないような高齢で、
両家にとって待望の初孫でした。
生まれたのが男の子で、婚家では特に義父が「直系だ!」とおおいに喜んでいました。
(直系って・・・高貴なお家柄でもあるまいし、時代錯誤でしょーとウンザリしていました。褥婦は、気難しいのです)

ところで、コウは見た目は男の子の姿で生まれました。
でも、この子の心も本当に男の子なのか、今はまだわからない、と思っていました。
性同一性障害(トランスジェンダー)かどうか、
自分の性別に違和感を感じるとしたら、4歳くらいからだとのことなので、
コウが4歳になるまでは、そのことも念頭に入れていなければと思いました。
もし「心が女の子」、もしくは「男の子でも女の子でもない」ということなら、
親としては、心の性がその子の性であると尊重して、
できるだけ悩みが少ないように関わろうと思いました。

我が家に初の「小さな男の子」は、それはそれは可愛がられて育ちました。
4歳になっても、それ以降も、ちっともたくましくはないけれど、どうやら心も男の子のようでした。

アサキが生まれた時も、「見た目は女の子の姿で生まれたけれど、心も女の子かは、まだわからない」と思いました。
アサキも、体の性と心の性は一致しているようです。

テレビ番組で同性愛に悩む若者の話題があると、これはチャンスとばかりに性教育です。
「男の人は女の人を好きになるとは決まっていないんだよ」
「もしコウが男の人を好きになったり、アサキの恋人が女の人でも、ママは驚かないから、教えてね」
と、幼児の頃から2人に言っていました。

昭和の教育を受けた私よりは、平成生まれは、LGBTやジェンダーフリーについて学ぶ機会はあるだろうと思いますが、
多様性を認め合える感性を持って育ってほしいと願っています。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。