地下鉄の女性専用車両

コウは地下鉄で通学しています。
昨年、高等支援学校の入学に際しコウに「ピンクのステッカーの『女性専用車両』に乗らないように、気をつけてね」と言っておきました。
「男性が女性専用車両に乗ってきたら、みんな白い目で見るよ。ママなら白い目で見るわ(笑)」
とも付け加え伝えました。

というのも、その直前に遭遇した場面の話ですが、
私が女性専用車両に乗っている時、初老の男女（多分、夫婦）が乗ってきて
男性側が気づいて「女性だけの車両だよ」と言ったのですが、
同伴の女性が「大丈夫よ。ダメなら、注意されるでしょ」と言うのです。
面と向かって注意できないから、わざわざ「女性専用車両」が設定されているのです。
女性と一緒ならよい、というものでもないと思います。
「ダメなら注意される。注意されるまで乗っていてよい」という感覚は、
女性専用車両の意図に大きくズレています。

コウは、このきまりを遵守しており、
ラッシュ時間でなくても、女性専用車両は避けて乗車しているようです。

ところで、なぜ女性専用車両というものがあるのか、わかっているのか？と思って、
コウとアサキに訊いてみると、
何を今さら、という反応で「チカンが出るからだよ。チカンって、人の体に触る人のことでしょ」と2人ともちゃんと理解していました。