アサキの中学校の「給食試食会」に行きました。
コウの小学校時代から、案内があるたびに、行ってみたいと思っていたのですが、
自分の休日と合わず、諦めていました。
期日的に、勤務シフトが決まった後に、学校からの案内があるので、
その日、たまたま休みであるという以外、参加できないのです。
緊急事態でもないのに、シフトが出てから休みを交代してもらうのもねー…と思っていました。
我が子が義務教育を受け始めてから10年強の年月が経過。
あと2年弱で下の子の義務教育が終了するという今年、
念願の給食試食会が、自分の休みと同日でした!!
ママ友はいないし、参加者はおそらく普段から親しくしているママ同士たちなのだろうと予測はできましたが、
「ボッチのランチ」なんて全然怖くない!と、申し込みました。
メニューは、キーマカレーとコロコロサラダと牛乳でした。
約40年ぶりの給食は、とても美味しくて、
牛乳をパックからストローでチューと吸って飲むのも、40年ぶりだったような気がします。
参加者は20人ほどで、
予想通り、ママたちは2人ずつの仲間で参加していました。
隣に座ったお母さんが私に話しかけてくれました。
偶然にも、アサキと同じ学年、同じ部活の女の子のお母さんでした。
お互い、給食のありがたさを語り合い「高校生になったら毎日のお弁当作りを思うとゾッとしますね」と話していると、
「お兄ちゃんがいるなら、高校生?お弁当持たせてるんですか?」と訊かれました。
「兄は特別支援の高校で、給食が出るんです~」と答えました。
この話が、もしこのお母さんの気にとまっていたら、
お家に帰って娘さんに「アサキのお兄ちゃん、特別支援の子なんだって」と話題にするかもしれないな、とふと考えました。
娘さんは、アサキに直接言うことはないと思いますが、
巡り巡って、アサキの耳に届くかもしれません。
コウとアサキは3歳違いで、コウが卒業した直後に同じ中学校にアサキが入学しました。
兄が特別支援学級の卒業生だと知らない同級生が多いと思います。
私は2年前に転職し、現在、看護師として勤務しています。
職場の人には、我が子が特別支援の学校に行っていることを積極的に伝えるようにしています。
思えば、そんな私の考え方をアサキに話したことはありません。
コウについて家庭内で「障害」という言葉を使ったこともありません。
必要な時には「苦手」と表現しています。
アサキが成長するにつれて、兄についてどのように受けとめていくか、
隠したがったり、嫌がる時期があっても不思議ではありません。
親としては、否定せずに聴く姿勢を持てるように、覚悟しておきたいと思います。