小学校時代

コウ小学2年生普通学級時代の連絡帳その7

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母より
6月30日
「自分で気持ちを言おうね」「今のは言えたね」と声をかけるようにしています。
妹(4)や従弟(4)、公園で会った小さな女の子(2~3歳)にも、すべり台の順番が気に入らないような理由でつねったりしていました。
大人が見ていない場所では、もっとやっているかもしれないと思います。
「ママは本当に悲しかった」など親の気持ちメッセージも取り入れて、
(何が彼の心に届くのかわかりませんが…)伝えています。

母より
7月1日
カノンちゃん宅に電話しました。
お母さんは快く「大丈夫ですよ」と言ってくれてほっとしています。
コウに「今の電話、先生からだったよ、何のことかわかるかい」と言ったら
6月23日の時も「タイガくんのこと」、今回も「カノンちゃんのこと」と、わかっていました。
「コウはタイガくんの時、もうしないと言ったのに、またやった。約束を守れないし、みんなコウがいると痛い思いして勉強ができなくなる。コウはもう学校に行かなくていいよ。パレットも洗わなくていい。軍手も水筒も用意しない。ランドセルはゴミの袋に入れて車庫に置く」と言いました。
そこまで言われてようやく「気持ち言ったら許してくれる?ええと、給食の時、コウ本当はできるのに、カノンちゃんがタクヤくんに『おぼんをコウに取ってあげな』と言った」と、たどたどしく状況を説明しました。
「コウは今度から、先に『コウできる』と言うこと、そしたらお友達も『コウできるようになったんだな』と思ってくれるよ」と話しました。
「もし気持ちを言ってもわかってもらえなかったら、先生や大人に言う」と本人も対策の順番を考えていました。
「気持ちを言えないですぐに泣くアサキ(妹)と、気持ちを言えないで殴ったり刺したりするコウと、どっちが悪い人だと思う?刺す人はおまわりさんが捕まえに来てろうやに入るんだよ」とも話しました。
親としては急にやらなくなる(またはできるようになる)ということを望んで祈るような気持ちで学校に行くのを見送るのですが、やはりそういうものではないのですね。
暴力とは無縁の家庭で育っているのに、どうして…とも思います。
何が効果的でやめられるようになるのか、やめられるようにならないのではないか…と考えてしまいます。

先生より
7月1日
コウくんも自分でよくわかっているんですね。
「本当はできるのに…」ということが理由だったんでしょうね。
おぼんの件は、ちょっとよくわかりませんが、(他の子達のやりとりだったので)
きっと、できることを言われて、手が出ちゃったんですね。
お母さんがどういう言葉で言ったらいいかを伝えてあげたことで、
これからそういう風にできるように私もその都度伝えていきたいと思います。

スイミーのお勉強、とっても頑張っています。今日もたくさん発表しました!
コウくんの意見を板書に書いたことを伝えると、とても嬉しそうにしていました。

机に貼っている「やってはいけないこと」の紙がぼろぼろになってきたので、
「コウくん、もうはがそうか?」と聞いてみました。
「まだはがさないで。」と言われました。
あった方がいい。と思っているようです。
汚くなってきたことを伝えると「じゃあ、新しいのを書いて貼って!明日の朝までね。」と期日を決められました(#^^#)
しばらくつけておくことにしますね。

私が以前受け持った子でも、言葉で思うように言えず、暴力で返してしまうような子がいました。
お母さんに伝え続けていたら、お母さん自身が悩み、辛くさせてしまったことがあります…。
一緒に考えたいきたいので、何でもおっしゃってくださいね。
その子は結局転校し、その後をみることができてはいませんが、私個人としては、コウくんの成長の過程の一つで、そのうち減っていくのでは!と思っています。

ここまでで、1年生から使っている連絡帳の2冊目が終了しました。

「カノンちゃんのお腹をグーの手で押し、カノンちゃんが泣いてしまった」という出来事があり、
先生から母(私)に電話が来ました。
すぐにお母さんに電話して謝罪しました。
コウに配慮して優しくしたのに痛い思いをさせられて、びっくりして泣いた、ということだと思います。
びっくりするのが当然です。

そして、コウにはコウの言い分がありました。
たどたどしくても、根気よく聞いてやれば、言葉で気持ちを表出させることができて幸いだったと思います。
コウの立場にならないと、コウの気持ちはやっぱりわかりません。
周りの大人は、頭ごなしに怒っているのではなく、話せば傾聴の姿勢はあるのだと体験させてやる機会の積み重ねが、大事だと思います。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。