コウの学校も2学期が始まりました。
9月、2週間の「職場実習」があります。
高校の夏服の制服姿で、1人で交通機関を使って通っています。
パソコン作業の事業所だそうです。
1学期のうちに、打ち合わせで先生と事業所に訪れ、
「夏休みに通う練習をしておくように」とのことで、
私も一緒に行って、駅からの道のり、所要時間、場所を確認しました。
実習ファイルには自分の目標として
「早寝早起きして、遅刻しない」
「作業に集中する」
「休憩時間には他のスタッフと会話をする」
などと書いていました。
「スマホは地下鉄の中だけにする」というのもありました(笑)。
学校の先生から「職場では休憩中もスマホを出さないように」とよくよく注意があったのだと思います。
実習ファイルには、毎日、保護者印を押します。
実習先は、障害のある実習生の受け入れに慣れているはずなので、親としては心配はしていないのですが、
コウにとっては、初対面の人たちと会話をするだけでも、大変な苦労なのだろうと思います。
校外の実習に1人で2週間も行くなんて、たくましくなったものです。
コウは中学校の特別支援学級の時には、
コロナ禍のため職場実習に行けず、
学校内で用務員の先生に付いて、窓拭きなどの「お仕事」を経験しました。
校外の実習は、高校生になってから初めてだったので、
1年生の時は、仲間4人とともに月に1度の頻度で、1日だけだったのに、
お腹を壊して整腸剤を内服していました。
今回は、整腸剤を飲んでいる様子はなく、
少し耐性がついたのだなと見守っています。
私が「実習って緊張して大変だから、普段の学校は、ずいぶん気持ちが楽だなって、学校のありがたみがわかるんじゃない?」
とからかうと、コウも苦笑いしていました。