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コウが小学4年生で特別支援学級に転級するのと同時に、
妹のアサキが同じ小学校の普通学級に入学しました。
兄が特別支援学級【ひまわり学級】にいることで、
妹がいじめに遭うのではないかと、心配でした。
しかしそれは、昭和の義務教育を受けた私の、杞憂でした。
いじめられるどころか、友達から
「アサキのお兄ちゃん、イケメンだね」
と言われた、と言うのです。アサキも、嬉しそうでした。
コウに関してイヤなことを言われたことは、ないようです。
娘の友達に関する話題の中にも、
友達の家族や属性がどうであるから特別視するとか、排除の対象にする、
という感覚は全く感じられません。
どうやら、平成生まれは、もっと「個人主義」のようです。
普通学級の中に、ひまわり学級の子をバカにしている雰囲気も、ないようです。
実際、ひまわり学級には、学年のリレーの選手に選ばれたり、
騎馬戦の上に乗るような、抜群の運動神経を持った子もいました。
多様性を認め合う感性を養うには、
学校の先生の教育や態度も、多大に影響していると思います。
アサキは、テキパキ行動しない兄のコウに何かと世話を焼きますが、
意外に頼りにしている面もあって、
小学校高学年になるまでは、コウと一緒じゃないと一人ではバスにも乗れませんでした。
けっこう、相互に助け合っているきょうだいです。