小学校時代

コウ小学1年生普通学級時代の連絡帳その23

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先生より
12月3日
今日、くじらぐもの学習シートを返しました。
一番最後のくじらぐもへのお手紙は、私がつかなくても一人でスラスラと書けました。
図工では、おにぎりを食べている自分の絵を描いています。
一緒について描いていますが、運動会の絵のときよりも確実に上手に描けるようになっています。
参観日に掲示できるよう、今日完成させます!!笑。
お時間がありましたら見にいらしてください。

母より
12月5日
12月4日の参観日ありがとうございました。
運動下手には違いないですが、もっと授業と全く関係ないことをしている息子を想像していたので(苦笑)、
思ったよりみんなの動きについていっているな、と成長を感じました。
3クラスだと、できなくてもほどよく目立たないですね。
また、マット運動を待っている列で他の子との関わりもあって…
クラスの輪の中に居場所があるのだと安心しました。
絵も見ました!下絵があって、色をつけているのですか?
なぜあんなにうまいのか?と思わず写真を撮りました。

最近、各所で暴言が著しいです。七五三の写真撮影のスタジオでは、
着付けをしてくれるお姉さんに「このばちあたりめが。」等、
家でも作った「かなしいことば」を暗唱するかのように並べ立てました。
祖母宅では、遊びに来ていた親戚のおばさんに「また来たのか。早く帰ればいい」と言い、
デイサービスでも4年生の女の子に苦言を言い放ってケンカになったそうです。
叱ると泣いて「もう言わない」と誓いますが、場が変わると、繰り返しています。
児童発達外来の仲間も同じ感じで、「遅すぎる反抗期?」と。
確かに2~4歳の第一次反抗期らしいものはなく、されるがままでした。
ちゃんと我慢できたり対処できた時は褒めるといいのでしょうが、
そんな場はただ「平和」に見えるだけで、チャンスをつかむのは難しいです。

先生より
12月5日
こちらこそ、お忙しい中、足を運んでいただきありがとうございました。
「お母さん方がいるから」というわけではなく、
コウくんのいつもに近い様子を見ていただけたかと思います。
ステージ横階段の手すり?に興味があるようですが、
なんとかマットやとび箱に挑戦できています(#^^#)
周りの子も親切にしてくれています。

絵は、下絵はありません!!
まっ白な画用紙に描いていきました。
一人では難しいので、指で描く場所をなぞってあげたり、
指の関節一つを私が描いて、残りはコウくんが…などいろいろやりながら描きましたが、
最後までコウくんが描きました。
味のある表情になって、とてもよかったです。ほめてあげてください(#^^#)

暴言は所構わず出ているんですね。
学校でも相変わらずです。
まわりの子には「悪気があって言っているわけではないんだけど、ダメな言葉だということをみんなからも注意してあげて。」と伝えています。
私も、ついほめるより注意が言葉の面では多くなってしまっています。
チャンスをみつけていかないと…ですね。
なかなか難しいですよね(>_<)

自動車くらべの学習の影響か、最近、学校では自動車図鑑をみることにはまっています。

母より
12月9日
授業で残っていたプリント、地区センターの机で気分を変えて取り組みました。
「もうおしまいにしたい~」「えーまだやるのー」と文句を言うので
「学校でちゃんと完成させればこんないっぺんにやらなくてよかったのにね」
と言いながら、頑張って1時間かけ全部やりました。

先生より
12月9日
取り組みありがとうございます。
「違う場で」というのもいいですね。

「場違い」な言葉は、普通児にもあるとは思いますが、
やはり自閉スペクトラム症の脳を持つコウの場合は、独特な形で続きました。

コウは自分の考えを言葉にしてうまく表現することが苦手です。
暴言(時に暴力)の裏側にある、本当の気持ちをわかりたいと願ってくれる大人は、コウの周りにはおそらくたくさんいましたが、
それでもやはり、コウから気持ちを引き出すことはなかなか難しかったです。

普通学級に身を置くこと自体、コウには相当な頑張りだったのではないかと思います。
頑張らせすぎてしまったのだな、と今でははっきりわかります。

参観日に行って「思ったより~~~でなくて安心しました」と私は連絡帳に書いていますが、
先生は内心では保護者に「安心してほしい」というよりも、
どんなに大変かわかってほしいと思っていたのかもしれません。
私こそが「場違いな」「相手の望んでいる方向でない」反応をしていたのではないか?と振り返ります。

ABOUT ME
ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。