コウの小学校時代の担任の先生との連絡帳を読み返しています。
1~2年生の担任は、教諭5年目の若い女性の先生でした。
先生が、どれだけコウの就学時に苦労して関わってくれていたか、
8年ぶりに改めて感謝でいっぱいです。
私も看護教員として多忙な母親でした。
入学式の翌日から、連絡帳は始まっています。
母より
4月9日
保育園年長の8月から児童デイサービスに通所しています。
集団行動が苦手、不器用、運動下手です。
デイサービスとの面談をしてくださるとのこと、ありがとうございます。
入学直前の3月、児童発達外来を受診し「広汎性発達障害」「発達性協調運動障害」と診断されました。
4月1日から小学校併設の児童会館のお世話になっています。
集団下校は、4月9日参加しそのまま祖母宅へ。4月10日不参加で児童会館へ。4月11日は参加し祖母宅へ。の予定です。
お世話をかけますが、よろしくお願いいたします。
先生より
4月9日
了解しました。どうぞ、よろしくお願いいたします。
先生より
4月10日
きのうデイサービスさんと面談をさせていただきました。
デイでの様子をお聞きすることができました。
お時間のあるときにお母さんともゆっくりお話しがしたいな、と思いますので、
家庭訪問の時や電話で、その都度様子を報告しあえればと思います。
今日、国語の学習のときに「えんぴつ」を使いました。
最初に出したえんぴつが折れてしまい、「他のを使おう」と言ったのですが、
「自分はふでばこのえんぴつけずりでけずってこれをどうしても使いたい」ということで涙を流しました。
その後の学習ができなくなってしまうので「中休みにけずろうね」と言って別なえんぴつを出してはじめたのですが、
紙にぐちゃぐちゃに書いてしまったということがありました。
中休みに、一緒にえんぴつをけずると、その後はにっこり顔に戻り、初めての体育館遊びも楽しそうにしていました。
お隣の席のアンナちゃんが助けてくれるとても優しい子で、関係がいいです。
文でうまく伝わっているかがわかりませんが、
できる範囲で様子を伝えていきます。
どうぞよろしくお願いします。
母より
4月11日
お世話をかけます。
家では、毎日の服でも文房具選びについても、
「これでなきゃイヤだ」とこだわったり主張することがありません。
筆箱に付いている鉛筆削りを使う経験を家でさせてやらず、
電動のもので削らせて持たせたので、「やってみたかった」のかな推察しました。
幼い頃から親、祖父母はじめ保育士さんなど大人への愛着や信頼は強く、
お友達には、保育園で1歳から一緒にいる子たちの名前を、
やっと家でも言うようになったのは年長の後半からでした。
アンナちゃんが気にかけてくれているのでしたら、とても安心です。
入学して一番後ろの席で大丈夫かな?と思っていました。
身支度など時間をかければ自分でできるのですが、極度のスローペースで
「急ぎなさい」と言えばかえってさらにスローになる感じです。
児童会館、デイサービス、そして学校が始まり、疲れている様子です。
でも「保育園に戻りたいと思った?」と訊いたら「思わないよ」ときっぱり言っていました。
お箸が持てないので給食が始まる明日から「エジソン箸」を持たせます。
洗うので毎日持ち帰るように言っておきます。