中学校時代

発達障害児の修学旅行・先生のコメント

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コウが中学3年生の2泊3日の修学旅行に行きました。
通常学級約150名と、特別支援学級5名です。

コウは後期に学級代表委員になり、修学旅行でも、イベントの挨拶や司会でマイクを持ったり、グループの点呼などの役割を担っていたようです。

修学旅行を終えてから、「修学旅行のしおり」の冊子を見ました。
担任の先生からのコメントのページがありました。

【第1日目】
実行委員として、室長として動かなくてはならない、そんな自覚が少しずつ見えてきたように思います。しかし、みんなで話し合う場面で、周りが発言するようになってきた反面、コウくんの無反応さ、人任せな部分がより目立つようになってきました。学年、クラスに関わることに関心を持ち、コウくんの考えや行動が見えるようになってくれると嬉しいです。残り2日、期待を胸にコウくんを見ているね!

【第2日目】
レクリエーションへの取り組みで、どこのグループ?どこでどうやってするの?など、説明されているのに、わからないことが多々あります。それは、聞いていない?興味ない?人任せ?どれに当てはまるかな?
本当に大切な時に痛い目にあうのは、コウくんです。団体で動く時こそ、話をよく聞いて、一度で理解できるようにしてほしい。もっと周りに目と耳と心を向けて学校生活を送っていこう。

修学旅行中に、こんなに丁寧な文章を書いてくれる先生。頭が下がります。
…まったくもって、コウの様子のすべてを言い表しています。
「聞いていない様子に見えるけれど、聞いてるのかな?」と思わせて、やっぱり聞いてない。覚えてない。の繰り返しの15年間です。
特に、集団に向かって言われることは、心にひっかからないようです。
勉強が全然できないわけでもないのに(小学5年生程度の学力だと思います)、なぜ。ともどかしく思うのは、親も同じです。

これが、コウの「THE特性」であり「THE障害」なのだろうなぁ。
「〇〇ができるのだから、△△もできるのでは?できないのは、やろうと思っていないからで、心がけしだいでできるのでは?」と思われるのです。

「人は生涯、発達し続ける」と言いつつも、
場を積み重ねたらいつかできるようになることと、できないものはできない!なこと。
誰でもあるにはあります。

同級生が成長している中、コウの停滞ぶりが目立ってきたとのこと。
コウの仕上がりは、どのくらいまでなのかなー。と思いを馳せながらも、
コウが外でなけなしのパフォーマンスを発揮できるためには、
家では、寝食を規則正しく整え、コウが緊張感を持たずに副交感神経優位に過ごせるように、
ひいては私がコウにイライラしたりしないように、という配慮くらいしか、
私にできることはないのでした。

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ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。