高校時代

怒られないように

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高校2年生の終わり頃の冬のことです。
コウが放課後等デイサービスのCST(コミュニケーションスキルトレーニング)で自分の感情表現について学び、
保護者宛てに、講師からのレポートが送られてきました。

講師との面談で
「嫌なことや変だと思うことがあっても、口に出すのが難しい
→嫌だと思うことを口に出せない→怒られると思うから」

怒られるのがこわいので、自分の気持ちを表に出さないようにしているようです。

コウは特別支援の中で守られて成長し、
いじめの被害にも遭わず、
誰からも怒られたことがないだろうに。
と私は思うのです。

先日、5月の高等支援学校の保護者懇談の時に、担任の先生に相談しました。
「コウはおそらく怒られた経験が家でも外でもほとんどないのに、デイサービスで『怒られるのがこわくて感情表現ができない』と書いていたんです」と。

先生は「あの子たちは、過剰に心配性なところもあります。例えばSNSの危険についての授業を受けて、誰にも自分のLINEを教えないようにするなどです」と答えてくれました。

臆病で繊細で慎重なコウ。

たまに嘘をつくのも、全く的外れながら、
その場を叱られないでやり過ごすためのコウなりの処世術なのかもしれません。

小学校の特別支援学級時代に、一緒のクラスの子のお母さんが
我が子が体が弱くて、保護者が付き添う必要があり、授業や行事に頻繁に同席していて
「特定の児童に『それに触っちゃダメって言ってるでしょう!?』
『なんでそっちに行くの?!』と怒り声ばかり出す女性教師がいて、我が子に言われているのではなくても、とてもつらかった。
我が子も、その雰囲気がイヤだと言って、登校をしぶることがある」
と言っていました。

他のお友達が怒られている/叱られているのを見ただけでも、
コウは心の中では傷つく反応をしていて、それを言語化できずにいるのだなと思います。

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ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。