高等支援学校に入学した4月から、さっそく職場実習のオリエンテーションがありました。
5月中旬、2日間の職場実習があり、
1日ずつ、市内の陶芸の工房と、アクセサリーなどの木製品を作る工房に行きました。
生徒4人の配置でした。
通常通りに学校に登校して、先生の付き添いでバスや地下鉄で向かい、
現地で実習服に着替え、実習をするという内容です。
スケジュールの紙には「出勤時刻」「勤務時間」「退勤時刻」など、
働くことをイメージした言葉で記載されています。
1年生なので、見学メインで手取り足取りちょっと体験もさせてもらうような感じだと思いますが、
コウは、2日目の夜、激しくお腹を壊して、何度もトイレに通い、嘔気に苦しみました。
この反応は、中学校の時の現場実習でも同じでした。
中学校の現場実習は、コロナ禍のため、残念ながら本当の「職場」には行けず、
校内で3日間、タイピングやミシン作業、
中学校の用務員さんの指導で校内清掃をしました。
清掃は、水飲み場、階段の掃除、窓を外から窓拭き専用ワイパーで拭くなどです。
何日も前からオリエンテーションがありました。
最終日は、ジュースとお菓子で打ち上げをしたそうです。
そのくらいに、本人たちにとって大きな試練だったのです。
コウは食欲が落ち、お腹も壊し、整腸剤を飲んでいました。
「職場」に行けなくても、甘く見ることなくしっかり気を張るようなオリエンテーションがされていたのだと思います。
普段、学校のテストなどもないし、緊張するという体験は少ないコウ。
「大きな声で挨拶をする」というだけでも、相当なプレッシャーなのでしょう。
経験を重ねて、メンタルを鍛えてもらうのを、親は見守るだけです。
消化器が繊細なのは幼少の頃からで、整腸剤は必須アイテムです。
1年生では、2日間の校外実習が7回設定されているので、
その前後は消化の良い食事を心がけようと思います。