母より
11月25日
学習発表会の振替休日、午前中は児童会館で、
学習タイムのためのプリントを5枚持たせました。
算数2枚はやっており、漢字は手つかずでした。
「どうして?」と聞くと
「2年生の問題だったから、出すのが恥ずかしかった」と。笑。
漢字が苦手だからとは言わないで、友達の目を気にしたような言い訳に笑いをこらえつつ
「それは、コウの気持ちも考えないで家にあったプリントを持たせてすまなかったね~」と言っておきました。
→なるほど~。3年生の胸のうち、いろいろな思いがあるのですね。
児童相談所に行きましたが、知能検査の結果、療育手帳の範囲ではありませんとのことでした。
内容はデコボコで、4歳でもできる「図形を見たあとで同じ図形を描く」というのができなかったり、
9歳レベルの「仲間を選ぶ」というのができたり…でした。
図形の模倣ができない子は、おおむね漢字が苦手だそうです。
漢字は、あまり練習を強いると漢字がキライになってしまっても困るので、
家庭学習では、今のペースの10題にして、多少間違っていても、なんとなく形が合っていれば細かく言わないようにしようと思っています。
0点でない答案を持ち帰ったら、思いきりほめてやろうと思います。
→わかりました。漢字等は、学校でもそのように取り組んでいきますね。
現時点で得意なことと苦手なことの幅が大きいということ。
学校生活の中でも、できるだけ得手を生かしていけるよう、
励ましていきたいと思います。
母より
11月30日
今週の通級指導教室は休講です。
体調は戻り、予定通り11月28日にインフルエンザワクチン1回目接種しました。
お世話をおかけしました!
保健室の先生にもお礼を言わなくては、と思っていますがなかなかお会いできずにいます。
→私の方からも伝えておきますね☆
療育手帳については「数値は範囲には入っていないが、生活上で大変な困りごとがあれば、会議にかけることができる」とのことでした。
会議にかけてもらうかどうかは、知能テストの結果が1年間有効なので、1年間迷っていていいそうです。
12月14日教育相談に行ってから考えようと思っています。
→数値に関わらず、その子その子の状況で考えてくれるという事なのですね。
少し私も安心しました。
また、教育相談等、相談に行かれて何かありましたら教えてください。
よろしくお願いします。
今日の中休みにスス~っと私の後ろにきて、コウくんが肩をたたいてくれました。
けっこう力があって、効きました!
時おり「頭はこってない?」とフェイントをかけようとするのもご愛嬌ですね☆
たまに、とっても気が利く時があります(笑)。
コウはミタ先生のことがとても好きなのですね。
画用紙のツリーは、立つんですね。
妹が喜んで、飾りを作ると言っています。
→12月になりクリスマスムードも高まってきました。
兄妹で楽しんで頂ければうれしいです。
小学3年生のこの時は、IQが80台で療育手帳が取得できませんでした。
小学5年生でも、知能検査の結果、取得できず。
小学6年生の終わりに、三度目の正直でついに療育手帳を取得でき、高校生の今に至ります。
普通学級にいた小学3年生の時はともかく、
小学4年生で特別支援学級への転級した以降も、療育手帳に該当しないという結果には、納得できないものがありました。
明らかに普通学級では学校生活についていけないという実績のもと、転級したのですから、十分な状況証拠だったと思います。
「知能テスト」の点数だけでは、コウの生活上の出来なさは、測れないのです。
小学6年生の時には、児童相談所で「お母さんはどうしてそんなに療育手帳を取らせたいのですか?」と訊かれました。
理由は「中学校の特別支援学級では『内申点』がなく、普通高校に行くことはできない。特別支援高校に行くために療育手帳が必要だから」に尽きるのです。
我が子が生きていく道を模索する上で、「障害児」「障害者」と認めるという過程、
気持ちの中で折り合いをつけていく作業は、ものすごい葛藤を伴いました。
療育手帳について「メリット・デメリット」と検索してみると
「メリットしかない。デメリットはありません」という声が多数だったことは、かなり救いになりました。
「お母さんはどうしてそんなに療育手帳を取らせたいのですか?」という問いは、
「どうしてそんなに我が子を障害児に仕立て上げたいの?」という意味だったのでしょうか?
「三度も挑戦するなんて、ずいぶん頑張りますね」といった単純な疑問だったのでしょうか。
私には迷いがなく、その問いに即座に答えることができ、その意図を探る気持ちは芽生えませんでしたが、
葛藤のただ中にいる親だったら、困惑するかもしれません。
無事手帳を取得できた今になっても、その問いについて、忘れることができないのですから、
障害児の親というのは、相当にセンシティブなものだなぁと、我ながら苦笑してしまいます。