高校時代

高等支援学校の卒業式

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コウは3月、無事、高等支援学校を卒業しました。

卒業証書授与は、ちゃんと校長先生から受け取ることができていました。

卒業式での座席での様子は、保護者席からちらちらと見えました。
他の3年生は微動だにせず座っています。
コウは頭を掻いたり、たまにそわそわと体を動かしています。

卒業生は最前列、次に1~2年生の在校生、後部席が保護者席で、
コウの動きに注目すれば気にはなりますが、
良い意味で会場内に薄まって、ほとんど誰の目にもとまらなかったです。

コウは皆勤で表彰されました。

卒業式の後に、教室でのホームルームも参観しました。
1クラス7~8人の少人数のクラスでの様子は、
教室が狭く、全体に先生の目が届きます。
急に「卒業に際して一人ずつから今思っていることを発表しましょう」と言われて
コウは「これからも遅刻も欠席もしないで頑張りたいです」と短い言葉で発表しました。

少子化でもない昭和生まれの私は、多人数学級育ちで
授業中、存在をなくして気を抜くこともままあったなぁと思い起こしました。
コウの状況を詳細に見てくれてきた先生方に感謝しつつ、
本人の立場になると「大人の目が届く中にいる」というのも、なかなか窮屈なことかもしれないな、と初めて思いました。

遠くの学校に、3年間、頑張って通いました。
コウの学年の入学者のうち2人は退学してしまったようです。
せっかく合格しても、思春期の心の動きは多様です。
通えなくなってしまう子もいても不思議ではありません。

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ホタル
発達障害児【特別な支援を要する男の子】のママ。フルタイム勤務のシングルマザーです。