高等支援学校の卒業直前、コウは学校から1週間かけて大荷物を持ち帰りました。
制服は、学校に寄付しようかと思いましたが、
3月31日までは「高校生」で「制服」を着る権利があります。笑。
手元にスーツもない、制服もない状態の間に、急に親族の葬儀でもあったら、着るものがありません。
時々、給食をこぼしてシミを付けたり、
ボールペンやマジックペンを付けたり、
歯ブラシでしみ抜きしてクリーニングにも出さずに洗濯機でガシガシ回していて、
よく考えたら寄付できるほどにはあまりキレイではないのでした。
ジャージや作業服は、コウの活躍のしなさ加減がよく表されていて、
あまり汚れていませんでした。
個人懇談会で寄付について先生と打ち合わせしてあったので、
卒業直前の週に学校から持ち帰りしだい直ちに洗濯して、
「先生に渡してね」と少しずつコウに持たせました。
学校指定ユニフォーム類の行先が決まり、
これで自宅にモノが溜まらないのでは?と安堵したのも束の間、
コウは毎日32リットルリュックにパンパン+エコバッグにも、学校で使っていた物を持ち帰って来ました。
教科書10冊、
頑丈大厚紙キングファイル1冊、
フラット紙ファイル18冊。
中に綴じてある大量のプリントをはずして、古紙回収に出す準備中です。
中学校時代の紙類は、だいぶ処分したのですが
特に中学3年生の時に学校で「高校選びを本人に考えさせる」という過程のプリントなどは、
先生の配慮が詰まっていてコウの努力の足跡のような気がして「親の気持ち」でなかなか捨てられずにいました。
でも今はその「選んだ高校」を卒業したのです。
中学校と小学校の卒業証書の外側の分厚い「ホルダー」も、かさばって場所を取るので捨てることにしました。
お別れできるまでに3~6年かかりました。
やはりさすがにもらってきてすぐに捨てることはできない物も、
数年かければ整理処分の対象になります。
アサキの中学校卒業のプリントや作品類も、大量です。
今は家のあちこちに山になっています。
新年度に備えてすっきり暮らしたくて「手放し作業」に格闘中の母です。