小学校の参観日は、普通学級も特別支援学級もけっこう頻繁で、月1回くらいは予定されていました。
保護者は毎回行かなくても、どれかに行けるようにと配慮してくれての設定だったのだと思います。
これだけ先生にお世話になりっぱなしの息子なので、
クラスでの様子を実際に見ておかないと…と思い、
参観日はどうにか仕事を中抜けで行っていました。
普通学級時代はほとんど毎回行きました。
高校生になった今、その小学校低学年時代を振り返ると「フルタイム正職員勤務の多忙を極める中、何もそこまでしなくてもよかったかな」と思います。
コウが小学4年生で特別支援学級に転級して以降は、
「特別支援学級の中では、コウは『特別』ではない」ことにすっかり安心して「毎回」はやめました。
小学校、中学校の特別支援学級は、
在籍の子どもの人数が少なく、1クラスに十数人でしたので、
教室の後ろに保護者席が用意されていて、これはずいぶん助かりました。
普通学級の頃のコウの授業参観、
普通学級のアサキの授業参観は、
ずーっと立って見ているのが、私にとっては相当な苦痛で、
脳貧血になりそうで、途中退席することもしばしばでした。
コウが高等支援学校に進学すると、
全校が「特別な支援を要する生徒」であるせいか、参観のための保護者席は、なくなりました。
とても残念です。
ところで、現在中学生の普通児アサキの参観日は、
授業の半分が先生のお説教タイムだったり、小テストだったり、
「普段の授業風景の披露」とはいえ、観客がいることは全く意識されていないんだな、と思い知りました。
ある時は、授業参観が「修学旅行の事前グループワーク」で、その場で突然「保護者はどんな修学旅行にしてほしいと願っているか」のコメントの発表を全員に求められたそうです。
観客がいることが意識されていないのも、見ていてつまらないのですが、
いることを尊重されすぎて参加させられるのも困ります。
日程的に仕事の都合がつくとしても、授業参観はもう行かないと決めました。笑。